世界へ出るための7年計画

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高城剛氏のアドバイスを100%真剣に受け止める

こんにちは、ユウスケです。

高城剛さんのメルマガに多大な影響を受けていることは過去記事からも明白ですが、たまに質問を送っておりましてたまに採用していただくこともあります。

2020年11月20日発行のメルマガにて質問を取り上げていただき、かつ専門的な内容でお返事をいただいたので調べて解説してみようかと思います。

自分向けの内容なのですが、広く知れ渡って世の中の底上げになれば、と思って書きます。よろしくおねがいします。

 

出典は高城未来研究所「Future Report」です。よろしければぜひご購読ください。

様々な方向で知見が広がります。

yakan-hiko.com

 

 

質問の内容

以下、引用です。

▽Q.10▼▽
36歳男、関東近郊にて会社員をしながら写真撮影や動画制作をしております。
MonoMaxの連載を拝読いたしました。
ホテルに32インチのディスプレイを2枚買って映像編集に明け暮れているとのこと。
高城さんの編集環境が気になります。
映像編集ソフトで言えばDaVinciResolveの最新版がリリースされ、そこまで高価でないことからサブスクリプション必要なPremiere Proのシェアが移り変わっていくのではないかと感じています。
YouTube編集ではまだまだPremiereProが主流だと思いますし、その需要もあることから私はAdobeをメインとして使用しています。
AfterEffectsと連携させて使っているのも大きな理由です。
今後、個人で映像制作を続けていこうと考えていますが、その際に選ぶべき今後の映像編集ソフト(またはマインド)をぜひご教授ください!

【 A 】
今週は、いつも以上にクリエイティブツールのご質問を頂戴します
ボーナスが近いことやM1のリリースなどの影響もあるのかもしれません。
さて、ご質問。
安価であることやマーケティングが効いていることから、Davinciユーザーが急増しておりますが、プロフェッショナルにとって標準は、編集はAvid Media Composer、カラーグレーディングはBaselight、コンポジティングは、Nukeなんです。
その理由は、撮影から一貫して軽量のBLGファイルが扱えるのと、マスターとなる色域ACESを的確に準拠していることなどが理由ですが、大人数のパイプラインに投げ込まない個人で映像制作を続けていくだけなら、Davinci Resolveで十分です。
ただし、テロップやモーショングラフィックスなどの文字要素を扱うのがDavinci Resolveは最新版の17になっても苦手の様子で、この点でAdobeに軍配があがります。
つまり、当面はPremierePro&AfterEffectsとDavinci Resolve(とFusion)の両方を上手く使うのがいいでしょう。
また、「選ぶべき今後の映像編集ソフト(またはマインド)」は、皆さん、目に見える編集ソフトばかりに注力しますが、ドキュメンタリー「ようこそ映画音響の世界へ」(http://eigaonkyo.com)にもあるように、実は作品の半分は、サウンドでできているんです。
「映画製作における真のルネサンス的教養人」と言われるウォルター・マーチは、編集と音響技術を常に両方から攻め、音響と編集の両部門でアカデミー賞を受賞した異才です。マーチは、いまでは当たり前となったコンピューター(Avid Media Composer)を用いた編集作業でアカデミー賞を受賞した最初の映画編集者でもあります。
そこで、もし人とは違った作品作りやワンランクアップを目指すなら、サウンドも扱えるようにお考えください。
十年前まで、監督とカメラマンと編集する人とカラーグレーディングする人は別々でしたが、いまや大半の人はこれらの仕事を兼業しています。
しかし、不思議なことにサウンドまで手を出す人は滅多にいません
いつからか映像制作は分業化してしまいましたが、いま、起きていることは「統合型クリエイティブの復権」なんです、アプリケーションみればわかるように。
それゆえ、映像制作の未来は、サウンドをコントロールできる人にあると僕は思いますね。
なにしろ、作品の半分のウェイトを占めているわけですから。
ご活躍に期待します!

 

引用ここまで

 

解説編

さ、上からいきます!

まず私の質問から。

①映像編集ソフト

DaVinci ResolveとPremiere Pro、そしてAfter effectsです。

Premiere ProとAfter Effectsはクリエイティブソフトでお馴染みAdobeがだしているソフトです。

Premiere Proは主に素材のカット編集やテロップが得意で、After EffectsVFXモーショングラフィックス、特殊効果などを作れる初心者キラーなソフトです。

これらは基本的にサブスクリプション(定額でお金を払い続けるシステム)なので、使い続ける限りずーーーーっとAdobeにお金を払わなくてはなりません。

対してDaVinch Resolve。こちらはBlackMagicDesign社がだしている映像編集ソフトで、もともとは色調整が得意なソフトとして知られていましたが最近は編集のほうにも注力しております。

なによりの特徴は、廉価版なら無料で使えること。正式版でも約4万円程度で買えてしまうことです。

これらのことから、今はYouTube編集はAdobeが多いですがそのシェアが変わるのでは?今から先を見据えて乗り換えるか?という質問でした。

 

それに対して、高城さんは商業ベースの視点から回答してくれています。

聞いたことのない言葉が並んでいたので、それについて調べてみました。

 

②編集はAvid Media Composer

Avid Media Composer - Wikipedia

映像編集ソフトで、アビッド・テクノロジーが出しているソフト。無料版の提供もあり。有料版はサブスクリプションで、28,300円/年だそうです。

Wikipediaによれば、近年のアカデミー編集賞にノミネートされているすべてのエディターがこのMedia Composerを使用しているとのこと。

ハリウッドや映画の世界ではやはり標準なのですね。

映像編集ソフトの比較は下記サイトがわかりやすそうです。

映像の編集ソフトに悩んでいる方へ。無料から有料までプロが紹介! | Sokoage Magazine

 

③カラーグレーディングはBaselight

Baselight - フラッシュバックジャパン

検索したら一番上にフラッシュバックジャパンがでてきました。こちらはプラグイン販売でおなじみのサイトです。

読んでみると、こちらのBaselightはAvid Media Composer用のプラグインのようです。

なるほど、Avid使いはこれをデフォルト的にカラグレに使うんですね。

画面の見た目はDaVinchと似ています。

 

④コンポジティングは、Nuke

Nuke - Wikipedia

Wikipediaによれば、錚々たるメンツのプロダクションが使用しているようです。

ちなみに、コンポジティングとはコンポジット(合成)をすることで、CGとかVFX的な要素ですね。

先述のBaselightはNUKE用のプラグインもあるようです。

ちなみに、NUKEも非商用版であれば無料で使えそうですね。

 

⑤軽量のBLGファイルが扱える・・・

BLGファイルとは、Windows Binary Performance Log Formatのことらしいです。

非常に概念的に理解しづらいものがありますが、様々なコンピュータ負荷などの履歴が記録されているもののようです。

 

⑤マスターとなる色域ACES

映像編集者の味方、VOOKに記事がありました。

[ACES] ACESの概要について | Vook(ヴック)

とは言え、これを読んでもさらにわからない用語など出てきます。

要は、撮影→編集→確認→公開の段階で同じ基準で色を確認する(つまりマスターとなる色域ACESを設定する)ことをしないと、それぞれの段階で色味が違ってきて、あれ?こんな色のイメージじゃなかったんだけど・・・ということが起こり得るということですね。

これはもちろんモニターの色味なんかで違ってくるし、PCのモニターで見るかスマートフォンで見るかテレビで見るか、みたいなのでも違ってくるわけです。

なので統一した規格に則ることが大事なんですね。

 

⑥ドキュメンタリー「ようこそ映画音響の世界へ」

最近の映画のようです。映画において音、音響がいかに大事か、ということを説いたドキュメンタリー作品。名作の監督たちが音について語っているトレイラーでした。

まだ公開している。見るしかない。

 

内容をしっかり理解すると、次にするべきことも見えてきますね!ひとまずAdobeソフトで目先のことをやりつつDaVinci Resolveの理解を深める。それと並行して、トラックメイキングやよい音楽への理解、トレンドの理解などに進めていければ。

 

明るい未来しか見えない。

 

それではまた。